「東京工芸大学同窓会 六十周年 おめでとうございます。」
去る八月二四日、残暑の中、私達の大先輩である東京工芸大学同窓会の六十周年を祝う記念式典が、東京ワシントンホテルにおいて盛大に開催されました。兄妹校である私達華輪会本部にも御招持状をいただき、会長である私が恐縮ながら出席させていただきました。
会場にはいると、すでに大勢の同窓会会員の方々がいらしていて、その立派な物ごしを見ただけですぐに緊張感を覚えました。式では、各支部代表者のごあいきつがあり、その言葉の端々に同窓会の長い歴史と、会をここまで統率してきたという努力が伺えました。
そして、六十周年という区切りを迎えられたという喜びに満ちている姿を目の当りにしました。
式が進むにつれて、私の思いの中に今までと違った緊迫を感じ、そして、新たなる決心を抱きました。華輪会の六十年後、いえ十年後の姿きえ見当がつかないのです。中野の同窓会とは規模・経験・実績が違いすぎます。まして私達はまだほんの駆け出しです。さて、これから先、どうやって歩んで行けばいいのだろう。そんな不安が私にのしかかってきたのは事実です。
式典後の懇親パーティーで、私は工学部同窓会の今井副会長さんとお話することができました。「なあに、これからですよ。」今井さんのそんな言葉に、「マイペース、一歩一歩。」と返答した自分にハッとしました。そして、自然に出てきたその言葉を心に焼きつけ帰ってきました。前進も失敗も戸惑いもすべてこれからですよネ。こんな素晴しい発見をさせていただいた同窓会の皆さんに、改めて感謝致します。
私達、がんばります。そして、これからも、どうぞ見守っていて下さい。
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