20周年祝賀会

 会長を務めております、宮永です。
 本日は皆様お忙しいところ、大勢ご参加頂きありがとうございます。
ご来賓の皆様にはご多忙中のところ、華輪会の20周年祝賀会にお越し頂き重ねて厚くお礼申し上げます。
 さて、この度、私たちの華輪会は創立20周年を迎えることが出来ました。振り返りますと、昭和57年に母校新設と同時に同窓会として発足いたしております。この時点では正会員はまだおりませんでした。在学中の準会員のみの構成となっておりましたが、昭和59年に第一期生の卒業をもって正式始動を迎えました。
 ちょうどこの時に第一期生により、私たち女子短大の同窓会は、華輪会と命名されております。この華輪会としての正式始動を起点といたしまして、今年がちょうど20周年にあたります。
折りよくか、折悪しくか、まもなく母校閉校という残念な事態を迎えます。しかし、母校はなくなりましても、私たち卒業生はこれから先もずっと、東京工芸大学女子短期大学部の卒業生でありつづけます。また、この20周年をひとつの節目として、会員みなさまのライフサイクルも一区切りを迎え、同窓会の存在が大きくなっていくことと存じます。この節目のときに、今一度ご自身を振り返っていただき、あらためて母校恩師のみなさま、教職員の皆様にはお礼申し上げたいと思います。みなさま、盛大な拍手をいかがでしょうか?
それから、今回の20周年記念行事がこのように盛大に行うことが出来ましたのは、母校後援会さまのご寄付によるところが大きくございます。みなさまのお手元にございます記念品もそのおかげで作成することが出来るようようになりました。ご寄付を決断くださった後援会会長鈴木さまが本日ご来賓としてお越しくださっております。感謝の気持ちを拍手で表してはいかがでしょうか?

 先ほどの総会でも申し上げましたが、現在の華輪会は2点の方針をもって活動しております。
 ひとつは、華輪会の独立的活動の維持、もうひとつは、工芸大学との協力体制の整備・維持です。
 母校閉校後も兄弟校である東京工芸大学とその同窓会様方と連絡を持ち続けることで、今後も華輪会会員が不安を感じること無く同窓会に集えるようにしていければと思っております。本日は、東京工芸大学理事長の小野さま、芸術学部同窓会会長田沼さま、工学部同窓会会長新さまを筆頭に大変お忙しい中、この場に関係者の方々がお越しくださっていることも、私たち華輪会が東京工芸大学の中にあって妹分として存在していることを力強くご支援くださっていることの現われと存じます。華輪会会員のみなさま、折角の機会ですから、お礼の気持ちを拍手で表してはいかがでしょうか?
 さきほども申し上げましたように、20周年を向かえますとみなさまのライフサイクルもひと段落つく方々がだんだんと増えて、ひとつクラス毎や卒業期毎の同窓会でも、と思い立つ方々も出ていらっしゃると思います。そうしたときの呼びかけには名簿が必要です。卒業生の名簿管理は華輪会が行っておりますが、この20年でかなり多くの方が住所不明となっております。今回は安藤優子さんの講演を聞きたいが住所変更の連絡をしていなかったから案内状が届かなかった、というお問い合わせが多数ございました。
 会員のみなさまからご連絡を頂かないといろいろなご案内はお手元に届かなくなってしまいます。お引越しの際は、華輪会へも忘れずにご連絡頂き、同窓会として集えるチャンスを逃さないで頂きたいと思います。私たちの華輪会は今後も節約しながらも積極的な活動を行っていきたいと思っておりますが、積極的な活動とは、華輪会会員みなさまそれぞれの自発的な行動によっても広がっていくものと期待しております。
 このたびの20周年として歴史を振り返るにあたり、私たちの母校、東京工芸大学女子短期大学部の設立は、日本で初めての秘書科として、日本における秘書学の確立を目指して創設されたということを伺いました。私たち卒業生が母校から与えられたものはそのような高い理想に基づいて人間的魅力あふれる先生がたからご教授いただいたものです。

 東京工芸大学女子短期大学部の卒業生ここにあり!

 

いつも胸を張って皆様が各分野でご活躍いただけますことを祈念し、ご来賓のみなさま方には今後とも末永いご指導ご鞭撻をお願いして、私のご挨拶と代えさせていただきます。

以上