かりん Vol. 3

昭和 62 年 4 月
東京工芸大学女子短期大学部
華 輪 会


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学友会会長 小澤 里恵 



 私達五期生が入学して早くも一年がすぎました。学生数も増え、ワープロ、コンピューターなどの機器も充実し、女子短期大学部の基盤がかたまったのではないでしょうか。
 情報処理コースの設置で、2コース制となりました。簡単に申しますと、秘書実務コースはおもに語学力をつける、情報処理コースはコンピューターを中心とする情報処理機器などについて幅広い知識をそなえ、これらを操作するということに重点がおかれているようです。しかし、選択することによって秘書実務コースの人でも情報処理について学べますので、大きなちがいはないように思われます。
 先輩方が基かれた学友会も、新役員がきまり、それぞれひきつぎも終りました。しかしまだまだ不徹底な点も多く、それらを徹底することが今年度学友会役員の課題です。そして五月にスポーツフェスティバル、十一月に学園祭を行います。学友会主催の大きな行事は二つだけですが、年々少しずつ大きくなっているようです。前年度の反省にもとづき学生がただ授業に出席するためだけの学園生活にならないよう、工夫していろいろな行事を企画したいと思っております。学生と教職員との意見交換である連絡協議会で、学生側から要望されているバスの本数など、だいぶ増えてきました。そしてついに体育館ができることとなったようです。これも先輩方が、学校側に要望していたことが少しずつ進展していったものと思います。そのときは、要望が通らなくても何年か先には通り、よりよい学生生活が送れるようになります。それだけに、学生側の要望をよく聞き、連絡協議会を充実したものにしていきたいと思います。これからの学友会の課題として、クラブをもっと活発にすることがあげられます。名前だけというクラブもあるようです。活発にするということは、そのクラブの部員が一体となってもりたてていくしかないためむずかしいことですが、体育館もできることですし、運動部など活発になることと思います。
 学友会も五年目の節目です。今まで先輩がきずいてきた伝統をうけつぎ、それをステップにして学友会を発展させたいと思います。そしてまた新しい伝統をつくっていくために、新役員一同頑張っていきたいと思います。